まず、はっきり言おう
あなたはちょろい
話しかけやすい男子No.1を自称している私は恋愛相談をされることが少なからずある
これ自体を悪く言うつもりはない
むしろ、実際の異性の声を聞くことは非常に効果的であり、推奨もする
しかし、それはあなたを好きにならない相手にすべきである
考えて欲しい
あなたが恋愛相談をするということは、あなたがされると喜ぶこと、されると嫌なこと、何が嬉しくて何が悲しいかを伝えるということだ
さらに個人的意見を加えると、女の子は恋をしている姿が最も魅力的である
恋愛相談をするあなたは魅力的なのだ
そして恋愛という大切なものを相談するくらいの相手である
少なからず相手の言葉によって考えや行動が変わるであろう
その上恋愛相談というものは一度で終わらない
一度相談してしまったら必ず経過を言わねばならない
好き嫌いが勝手に分かり、かつ信頼関係が結ばれていく、これが異性への恋愛相談である
そのような考えにも至らず、恋愛相談をし、そして相手に転がされた挙句相談相手といい感じになる
愚の骨頂としか言いようがない
私がいいたいのは相談したあなただけではない
相談されたあなたもである
相談され、相手を自分のものにしたあなたである
あなたは本当に死んだ方が世のために幾分かマシである
タチが悪い
失礼、言葉が過ぎた
相談をしてくる人が恋い焦がれる相手、それがあまりにクズな奴であったり、自分の知っている人物で何かしらの理由で勧めないのであれば多少は納得がいく
知らない人に恋い焦がれているのに、その人からどうして身を引けなどと言えようか
繰り返しになるが、私も少なからず相談を受ける身である
相手の好みは手に取るようにわかり、転がそうと思えばいくらでも転がせる
しかし私はそうしない
理由は2つある
1つ、好きな人と繋がることが何よりの幸せではなかろうか
恋する人をどうして応援しないわけがなかろうか
付き合った後など私の知ったことではない
付き合ってみなければ何もわからないであろう
にも関わらず応援しないあなたは本当に人間であろうか
2つ、ちょろい時期を狙うなどゴミのすることである
これは私が日頃から言っている酒で酔わせないと口説けない男はゴミだ理論に通ずることがある
正攻法だけで戦えとは言わない
しかし、誰かを好きで心が揺れやすい時期にその好意を自分に向けさせることほど悪の所業はないのではなかろうか
ちょろい時に落として何が楽しい
そこで落とされる相手も相手だが、私にはあなた方が酷く滑稽に見える
人間は皆、自分が正義である
略奪愛をした人が友達であればその略奪は推奨し、美談のようになる
しかし、略奪愛をされた人が友達であれば奪った人は悪者とされ、酷い話となる
今回の話も同様である
繰り返しは言わないが、恋愛相談から発展する恋ほど滑稽なものはない
もちろん、それで恋する相手が変わるのであれば所詮あなたの愛はその程度だったということである
相談は信頼できる相手に
相談相手が良く見えるのはただの錯覚である
(これを読んでいる、即ち私の知っている方がこのケースからお付き合いされていた場合、あなた様に心よりの謝罪を申し上げます)